山本 啓一郎(12区市民連合四條畷連絡会)
先週の土曜日(5月20日)、「子ども食堂」に生後7カ月の赤ちゃんを連れてこられたお母さんがいる。勿論、赤ちゃんは食べにきたのではない。上のお兄ちゃんは元気なやんちゃ坊主だ。
食事が終わると、お母さんたちの目は赤ちゃんに集まった。這い這いして動きまわる赤ちゃんは、何度もつかまり立ちをこころみる。それをみんなで見守った。みんな笑顔だ。赤ちゃんの一生懸命は見ている者を笑顔にする。
私が「子ども食堂」を始め、今も続けているのは「子どもたちが精いっぱい生きようとするのを応援したい!」そう思っているからだ。「子どもたちの未来によくないものをできるだけ取り除く」。これが大人の責任だと思っている。
ギャンブル依存症の父親をもった私にとって、カジノはその最たるものです。
住民投票条例制定を求める署名運動には、3市(四條畷・寝屋川・大東市)でつくる「大阪12区市民連合」で参加した。1年後に実施される「統一地方選挙」を射程に入れ、3市で話し合い、目標を立てての取りくみとした。
四條畷市では、署名活動は始めるにあたり、自民党系の保守派議員3名(一人は当時市議会議長)をはじめとする多彩な方々に「呼びかけ人」になってもらい、運動をスタートさせた。私には運動を牽引してくれた方々にたいする責任があります。
直接請求署名運動は、誰もが参加できる、府民にひとしく開かれた運動だった。
私たち「大阪12区市民連合」も、党派を横断し、広範な市民の結集をめざして3市共同の運動を進め、着実に成果をあげたと自負している。
そして、「止める会」(旧「もとめる会」)の運動は、4月9日の府議会議員選挙、23日の寝屋川市長選の勝利をもって当初の目的を達し「区切り」を迎えたと考えています。
いっぽう、選挙戦に臨んで「止める会」では、昨年7月に思いを共有した人々の間にきしみが生まれたように感じる。それは、広範な府民の結集をめざすという本来の目標がなおざりにされ、それぞれが自分の活動に力点を置いたからだと思う。
それ自体は否定されるものではありません。が、運動の方針を共有できなくなったこの状態を「もとめる会」「止める会」の延長線上におくことは難しいと言わざるをえない。
そこで、直接請求を実現した「止める会」を、「名称」をのこすことで共有の遺産とし、未来の「総がかり」的行動の拠りどころにしたいと考え、「12区市民連合3市連絡会」の呼びかけで「声明」を発することにしました。
2023年5月24日
