12/11 夢洲カジノを止める 府知事と市町村長・議員をつくろうスタートアップ集会報告
#夢洲カジノを止める 府知事と市町村長・議員をつくろうスタートアップ集会
NEXT OSAKA 未来創造プロジェクト
#夢洲カジノを止める 府知事と市町村長・議員をつくろうスタートアップ集会報告
12月11日(日)、此花区民一休ホールで開催された、「NEXT OSAKA 未来創造プロジェクト #夢洲カジノを止める 府知事と市町村長・議員をつくろうスタートアップ集会」。150人を超える会場参加者と60名のリモート参加者が集う盛会となりました。
当日のプログラムは、
共同代表 大垣さなゑのあいさつで始まり、
事務局長 山川義保からの基調・行動提起
続いて、メインその1 鳥畑与一静岡大学教授による講演
『沈む大阪夢洲カジノ誘致の現実』 と続きます。
シークレットゲスト・トーク
(リモートでは【ムービー「賭け出せ!大阪カジノ学園STORY」】)
そしてメインその2「NEXT OSAKA 未来創造プロジェクト」提案とクラウドファンディングの実際、レクチャーと続きます。
また、各地域の運動ショートアピールが行われ、最後に共同代表中野雅司がこの日を締めくくりました。
全編はこちらをご覧ください。
httpsスタートアップ集会をyoutubeで見る
集会を振り返って、共同代表中野雅司からのメッセージをお届けします。
昨日の集会お疲れさまでした。
とてもいい集会だったと思います。
あらためて、皆さんが、自分たちで運動を我が物として行われていることを感じられて、とても嬉しく、感動していました。
鳥畑さんのお話は、素晴らしい内容だったと思います。
私たちがこだわって、主張してきている夢洲の土壌問題及びそれによる莫大な公金の投入は、勿論カジノの誘致を即刻止めるべき大きな理由になります。
ところが、それ以外に
①リアルのカジノは、世界的に衰退していっており、カジノは、オンラインに劇的に移行していっている。コロナ後回復していると言われているラスベガスでさえそうである。
ですから、夢洲カジノは大阪経済の起爆剤になりえない。
②日本が、目標にしたシンガポールにおいてもコロナ後の回復ははかばかしくないどころか、元来観光資源に乏しいシンガポールがカジノを誘致したことにより、都市格が大きく下がり、観光産業そのものが打撃を受けている。
このことは、行きたい国No.1になった魅力的な観光資源が豊富な日本、近畿はよく考える必要がある。折角、世界有数の観光地という評価を受けながら、自らその核を落とすようなカジノ誘致を本当にやる必要があるのか?
③アジアの富裕層の大多数を持つ中国の方針が大きく変わり、海外でのギャンブルを厳しく規制する方向に進んでいる。このことは、中国の富裕層の恩恵を一番受けているマカオのカジノがいまだにピーク時の4分の1であること。さらにマカオのNo.1とNo.2のジャンケット業者が中国政府の取り締まりをうけたことが大きな証である。
④日本での事業者であるMGMの格付けがBBからついにBに引き下げられた。これは、ジャンク債に該当するかなりやばい状態にMGMがあることがわかる。
大阪府市が土壌問題の費用を持つということになった途端にMGMが行ったのは自社株買いである。これは、株主への還元以外に他ならない。非常に苦しい状況にあるMGMは、株主至上主義で株主に媚びを売り、生き残ろうとしている。こんなMGMが大阪府民・市民の為になるような行動をするとは、到底思えない。
⑤世界は、既にSDG'sに向かっており、ギャンブルに投資することは、もはや御法度になりつつある。ESG投資という視点からもギャンブルは、ますます避けられていく。このような状況に会って、三菱UFJや三井住友がいつまでプロジェクトファイナンスを維持できるのか疑問。そもそもMGMのパートナーであるオリックスがいつまでギャンブル事業を続けることができるのだろうか?
以上のことから、カジノ誘致は、何十年にわたり、大阪を苦しめるとんでもない代物であるということがはっきりしてきました。
ですから、
*カジノは大阪の命運を握る問題であり、したがって、統一地方選挙でカジノ誘致をするのか、しないのかということを判断の根拠として、首長及び議員を選択すべきである*
ということがわかる。
私たちは、カジノ問題一つで首長選択、議員選択すべきと主張していくべきだと私は思います。