声明文―住民投票条例案の否決にあたって―

府民の声に背をむけ、民主主義と住民自治をふみにじる
カジノIR 推進派議員と吉村洋文府知事の姿勢に断固抗議します
―住民投票条例案の否決にあたって―

 本日、大阪府臨時議会本会議において、わたしたちが直接請求によってもとめたカジノ「住民投票条例案」が否決されました。条例制定に反対した議員の姿勢は、府民の声に背をむけ、民主主義と住民自治をふみにじるものであり、断固抗議の意を表明します。

 くわえて、直接請求の手続きが行われる前に吉村洋文知事が「住民投票は必要ない」と述べたこと、臨時議会を開会した直後、十分な意見陳述も審議時間も確保せずに即日採決にふみきったことは、民主主義を放棄する行為にほかならず、厳に批判し抗議するとともに、憲法原理を蹂躙する行為として強い危惧を表明するものです。

 地方自治の本旨は住民自治です。ゆえに、住民が直接行政に参加する基本的権利が保障され、制度としての直接請求が認められています。
 わたしたちが「止めよう!カジノ」をかかげ、住民投票条例制定をもとめて大阪府下72 行政区でとりくんだ署名運動は、府政の主体である府民21 万人(総数210134 筆・有効数192773 筆)が、署名をすることでカジノ誘致にたいする「民意の確認」を直接請求する結果につながりました。いわずもがな、その後ろには同じ考えをもつ膨大な数の府民の存在が想定され、請求の重みははかり知れないものがあります。くわえて、カジノ誘致は、半世紀以上にわたる大阪府の未来を左右する重大かつ根本的な案件であり、議会や府知事・市長だけで独善的に是非を決めてはならない問題です。
 にもかかわらず、大阪府知事は否定的な意見を付して議案提案を行い、議会はわずか半日で、門前払いどうぜんに「条例案」をしりぞけました。
 民意を問うことさえ否定し、みずから固執する政策を押し通そうとする府知事とカジノIR 推進派議員の態度は、さらに厳しい府民の批判を招くことは必至であり、府政史上の重大な汚点として長く記憶されることになるでしょう。

 反対から中止へ!わたしたちは、カジノ誘致計画の中止と住民自治の回復をかかげ、日ごろ行政に対する意思表示をすることができない広範な府民の参加と結集をめざして署名運動を行いました。
 その結果、半世紀のときをこえて住民投票条例制定直接請求を実現したことは、運動を担い、参加した府民に勇気を与えただけでなく、多くの府民の共感を呼びました。
わたしたちはいま、この運動を次なるステージへと継承・発展させ、大阪への、また日本へのカジノ誘致計画を中止に追い込み、民意に即した地方自治行政を実現するため、民主主義を守るため、あらゆる努力を惜しまぬ決意を新たにしています。
 住民の声に真摯に耳をかたむけ、地方自治の本旨を重んじる首長を選出し、あるいは、そのような議員が多数を占める議会を実現することも喫緊かつ大きな課題です。
そのために、地方自治の主体である府民のみなさんのさらなる参加を得、運動と闘いをともにすることを切に願い、心から呼びかけるものです。

2022年7月29日
カジノの是非は府民が決める 住民投票をもとめる会

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